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機構概要

概要

東北大学は,2014年4月,高等教育開発推進センター,国際交流センター,国際教育院,グローバルラーニングセンター,教養教育院,高度イノベーション博士人財育成センターを統合し,新たに高度教養教育・学生支援機構を設置しました。本学は,この機構を,高度教養教育,学生支援に関する調査研究,開発,企画,提言,および実施を一体的に行い,本学の教育の質的向上に寄与するための機関と位置づけ,国内外を見ても他に例のない革新的でチャレンジングな組織として設計し,創設しております。
本機構は,高大接続と入試,全学教育の開発と推進,高等教育国際化の推進,学生相談と学生支援,保健管理と健康指導,高等教育の研究と開発を行い,これらの成果を評価分析し,質的向上を図る各種の専門性開発活動を行う総合的な役割を果たします。また,高等教育推進の高いポテンシャルを有した組織とプログラムを統合し,新たな高等教育のモデル構築を目指します。さらに,高等教育のモデル構築の核心は,卓越性と多様性の追求であり,教育における卓越性の柱として,高度教養教育の開発と提供,多様性の柱として多様な学生のニーズに応える学生支援の開発と実施を目指します。
高等教育革新の牽引力として東北大学高度教養教育・学生支援機構のこれからに,ぜひご期待下さい。

ビジョン

部局のミッション

高度教養教育・学生支援機構は、研究第一・門戸開放・実学尊重という東北大学の使命に従い、平和で公正な社会の実現を先導するリーダーを育成する教養教育の構築と、多様な学生の学修と生活に必要な学生支援の実現を目指します。そのために、高度教養教育および学生支援に関する調査研究、企画と提言、及びそれらの方法の開発と実施を、関係部局や審議会との連携の下に一体的に行います。

重点戦略

高度教養教育・学生支援機構は、研究第一・門戸開放・実学尊重という東北大学の使命に従い、平和で公正な社会の実現を先導するリーダーを育成する教養教育の構築と、多様な学生の学修と生活に必要な学生支援の実現を目指します。そのために、高度教養教育および学生支援に関する調査研究、企画と提言、及びそれらの方法の開発と実施を、関係部局や審議会との連携の下に一体的に行います。

  1. 未来社会を先導する挑戦心と創造力を育む高度教養教育と学修支援の展開学生一人ひとりの学修状況、能力や個性、その他の条件に応じて最適化された教育の実現に向けて、学生の挑戦と創造を支える学修支援体制を整備し、既存の学問領域や学年にとらわれない学際的・総合的な学修を可能とする柔軟な教育カリキュラムを開発・推進します。そのために、①円滑な高大接続と「学びの転換」を実現する効果的な初年次教育の充実強化、②SLAサポート事業をはじめとするピアサポート学習支援体制の構築拡充、③学生の授業時間外学習活動を質と量の両面から充実させるための調査研究や企画実施の推進、④高年次教養教育や学際研究を通した学習機会の提供、⑤アスリート、芸術家、職人などの多様な実践知の導入、を展開します。さらに、⑥各学部・研究科・研究所・審議会等との連携を強化し、「現代的リベラルアーツ」を育成する実践的な教育プログラムを研究開発します。
    以上の取組を通して、専門教育課程の基盤となる基礎的な教養教育から、学際融合による教育及び研究を発展させる高度教養教育までを含む総合的な教養教育を推進します。
  2. ワールドクラスの研究総合大学にふさわしい最先端の包括的グローバル教育を全学一体で推進21世紀型地球市民を育成する包括的グローバル教育として、①国内外の優秀な学生を惹きつける国際的な教育プログラムの開発・整備を加速させ、②希望する全ての学生に多彩な海外研鑽の機会・支援を提供し、③留学促進のための調査・分析とプログラム改善を連動した理論・実践循環体制を確立し、④抜本的な語学教育改革とともに全ての教育課程に国際的な視点を取り入れる「カリキュラムの国際化」を推進します。また、⑤語学教育、国際教育、教養・専門教育を融合した包括的なグローバル教育と多様な文化背景の学生による協働・相互研鑽を取り入れた「国際共修」を全学に広め、⑥国際教育のシンクタンクとして我が国における国際共修の推進を先導する中核拠点を形成し、教職員研修やアーカイブの構築による普及活動を展開します。
  3. アドミッション・ポリシーに合致した多様な学生を確保するための持続可能な新たなアドミッションの構築入学者等の実績や各種入試動向調査などのエビデンスを踏まえ、本学のアドミッション・ポリシーに合致した多様な学生を国内外から広く確保するための入試制度の研究・開発・実施と入試広報および高大接続活動を強化します。そのために、①本学のビジョンに対応したアドミッション・ポリシーの策定、②学部・大学院における志願者拡大に向けた国内外の戦略的マーケティングと入試広報の実施、③多様な学生を広く国内外から確保するための入試制度の開発、④学部・大学院入試における課題解決支援及び入試業務における教員の負担軽減策の立案・実施、⑤各教育委員会と連携した高大接続事業の継続的な実施、⑥アドミッションの学術的基盤の確立と大学院教育と連携した指導的アドミッション・オフィサーの養成等を行います。
  4. 21世紀の知識集約型社会に対応した大学教育開発の推進と教育・学習マネジメントの強化支援21世紀の知識集約型社会に対応し得る大学教育への再構築を目指し、大学教育の内容・方法の研究開発、教職員能力開発の企画・実施、教育・学習マネジメントの強化を通して、本学における全学的な大学教育改革・改善の推進に貢献し、我が国の大学教育をリードする世界水準の拠点としての地位を確立します。そのために、①国際連携を基盤にした、高等教育の動向・政策・実践に関する研究開発の推進と国内外への成果発信・還元、②教育関係共同利用拠点として、研究・教育・社会サービス・管理運営等について大学執行部や教職員に求められる各種能力を育成する専門性開発プログラムと動画コンテンツの開発・提供、③産学共同人材育成システムの開発・運営による実務家教員の育成・輩出、④本学の教育学習活動・環境に関する基礎的データの収集・分析・提供を通じた本学の教育・学習マネジメントの強化支援を展開します。
  5. 多様性を尊重し自己・社会の未来構想に挑戦する主体的学生を育成する包括的学生支援の推進変化に富んだ社会に対応し多様な文化や価値観を受け入れ、自己や社会の未来構想に意欲的に挑戦する心身ともに豊かな個人へと成長する機会を促す包括的な学生支援を推進します。そのために、①学生の心身発達の支援と対峙する危機への介入(健康管理、メンタルヘルスケア、学生相談、ハラスメント防止)、②グローバルな視点からの感染管理、③多様な背景を持つ学生への支援とインクルーシブな環境の提供(障害のある学生、留学生等への支援)、④自己を見つめ未来を主体的に切り拓くキャリア形成の支援、⑤学生の自発的な課外活動や東日本大震災の経験を活かし未来社会の構想に挑戦するボランティア活動の支援等を、全学連携的な支援体制を構築して行います。

沿革

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昭和31年6月学生相談所設置。
昭和44年6月保健管理センター設置。
平成5年4月大学教育研究センター設置。
留学生センター設置。
平成11年4月アドミッションセンター設置。
平成13年4月情報シナジーセンター設置。
平成16年10月高等教育開発推進センター設置。アドミッションセンター、大学教育研究センター、保健管理センター、学生相談所、情報シナジーセンター情報教育研究部、留学生センター(一部)を改組・統合。
平成17年4月アドミッションセンターを入試センターに改称。留学生センターを国際交流センターに改組。
平成20年4月教養教育院設置。
平成21年7月高度イノベーション博士人材育成センター設置。
平成21年11月国際教育院設置。
平成26年4月高度教養教育・学生支援機構設置。高等教育開発推進センター、国際交流センター、国際教育院、グローバルラーニングセンター、教養教育院、高度イノベーション博士人財育成センターを改組・統合。
花輪公雄理事(教育・学生支援・教育国際交流担当)が、初代機構長に就任。
平成26年7月機構発足記念シンポジウム「21 世紀グローバル世界が求める人間像と教養教育」開催。
平成26年8月文部科学省より,「知識基盤社会を担う専門教育指導力育成拠点-大学教員のキャリア成長を支える日本版SoTLの開発」が教育関係共同利用拠点(大学の教職員の組織的な研修等の実施機関)として認定(平成 27 年度)。
平成27年3月『高度教養教育・学生支援機構紀要』創刊。
平成27年7月文部科学省より,「教職員の組織的な研修等の共同利用拠点」が教育関係共同利用拠点(大学の教職員の組織的な研修等の実施機関)として認定(平成 28 年度~平成 32 年度)。
平成30年4月滝澤博胤理事・副学長(教育・学生支援担当)が、第2代機構長に就任。
2020年7月文部科学省より,「大学教育イノベーション人材開発拠点」が教育関係共同利用拠点(大学の職員の組織的な研修等の実施機関)として認定(令和 3 年度~令和 7 年度)。
2024年4月バリューデザイン教育センター設置。
2025年4月教学共創推進センター、キャリア・社会連携支援センター改組・統合。

ロゴ解説

本機構名の英文略称である「IEHE」がキューブを形づくることにより、部門等の組織が互いに支え合いながら力強く進化していく協働体を表現しました。また、本機構が歩む道筋となる Institute for Excellence の頭文字 IE をキューブ上面に配置し、高等教育 (Higher Education:HE)における教養教育の高度化を進める姿勢を表しました。さらに、周りを囲む英語名称の繋目に方位磁針の針を添えて教養教育の進むべき道を指し示し、豊かな教養を備える人材育成のための革新的でチャレンジングな機構の使命を表しました。